鯛のかまぼこ

富山県の風習で、かまぼこで鯛の姿に仕上げる細工かまぼこです。結婚式や結納、住居新築の上棟や落成等、お祝い事の引き出物として使われます。富山の魚津のかまぼこ屋さんに研修にいった時の画像です。

鯛かまぼこ1

鯛かまぼこ1

富山県は、江戸時代では金沢と同じ前田藩でしたが(正確には支藩)、金沢にこの風習はなく、生の鯛を焼いた焼鯛が使われます。

鯛かまぼこ2

鯛かまぼこ2

ウィキペディアでは、経済的に用意できない場合は絵や模造品を持ってこれに代えた。その一つが細工蒲鉾である。
とあるが、決してお金がなく貧乏だったわけではなく、むしろかまぼこの原料の白身の魚の方が高価だったかもしれない。
なにしろ豊臣秀頼の大好物であったと伝えられ、本能寺での信長の最後の晩餐にもだされたくらいですから。

鯛かまぼこ

鯛かまぼこ3

武家の結婚式では鯛が縁起物として欠かせなかったが、富山では本藩に遠慮してかまぼこを使ったものと思われます。
あと、京都の舞鶴でも使われているようです。

それにしてもすばやく、どれも同じに、上手に作ります。
なんにしても職人さんはたいしたものですネ。